ホーム歳時記2月

節分〜春夏秋冬の分かれめが節分だが、いまでは春の節分だけが行事として残っている〜(平成28年は2月3日)
「鬼は外」「福は内」と叫んで、煎った大豆をばらまく豆まきは、明治以前までは大晦日に行われていました。 今でも地方によっては大晦日に豆まきをする家もあります。

節分は文字通り節の分かれ目なので、立春、立夏、立秋、立冬の前日がいずれも節分なのですが、 立春前の節分だけが残ったのは、大晦日的色彩が強かったからのようです。

豆まきは、もともと散米(さんまい)、うちまきなどと名づけられた下級の精霊たちを供応する神事儀礼で、 神社などの周囲に米をまいていたものが、民間に伝播していくうちに豆まきに変わっていったといわれています。 また、文武天皇の慶雲三年(706年)に、疫病が流行して多数の死者がでたので、中国に古くから伝わる追儺(ついな)の儀式を取り入れて、 除災招福を念じました。以来追儺は朝廷の行事となったといいます。これは、人々に疫病をもたらす悪鬼を想定し、 鬼に扮装した者を、モモの弓、アシの矢で射たり、ほこをもち大声をあげて追いまわしたりする儀式です。 そして江戸時代になり、散米から変形した民間習俗としての豆まき行事と、この追儺が習合して、今日に伝わる節分祭の豆まき行事が完成しました。 それまでは豆まきも追儺も大晦日の夜におこなわれていました。

明治以前に採用されていた太陰太陽暦(旧暦)の立春は、旧暦の一月一日前後になっていました。大晦日の晩の行事に「災いをなくして新年を迎えよう」 という意味合いがあるとすれば、節分祭の豆まき行事にも、同じように除災招福の考えが強く、翌日が立春だから「災いをなくして春を迎えよう」ということになるわけです。 旧暦では一月一日と立春の日が近いので2つを合わせた節分祭は自然に受け入れられていきました。

豆まきの他に、節分の夜には、イワシの頭を焼いてヒイラギの枝にさし、葉のとげと臭みで悪霊退散を願って家の戸口にさしこんだり、 外出をさけて家のなかでじっとして、翌日の新しい春を迎える習慣もあります。
→お面商品一覧のページへ
ページTOP
初午(はつうま)〜庶民の生活に根付いた稲荷神の祭礼〜(平成28年は2月6日)
二月初めの午(うま)の日で、今年平成28年は2月6日です。全国の稲荷神社や稲荷の祠の祭礼が行われます。 稲荷信仰は田の神信仰からきている全国的な信仰です。二月の最初の午の日を初午とするのは、京都伏見稲荷の祭神が伏見の山上にお降りになったのが、 和銅四年(711年)の二月最初の午の日であったといういい伝えからです。また、この日は春に先駆けて豊作を祈願する行事も行われます。 狐が稲荷の使いとされるようになったのは、かつて狐は人里近くに山から下りてきたため、 神の使いとみなされたのだろうといわれています。さらに、農事と縁の深い馬が初午と結びつきました。 江戸市中には特に稲荷が多く、染幟を立て、大行灯をつるし、田楽灯篭をかかげ飾り付けをした稲荷神社で、子供が踊りながら太鼓を打ち鳴らし、 遅くまで大騒ぎをしたといわれています。
主な稲荷神社

伏見稲荷(京都市伏見区)豊川稲荷東京別院(港区赤坂)笠間稲荷(茨城県笠間市)穴守稲荷神社(大田区羽田)| 秦野白笹稲荷神社(神奈川県秦野市)|東伏見稲荷神社(西東京市東伏見)|東京浅草玉姫稲荷神社(台東区清川)| 下谷稲荷神社(台東区東上野)|千束稲荷神社(台東区竜泉)
ページTOP
二月の季語
春一番
二月中旬〜三月初め頃、その年最初に吹く強い南寄りの風で、春を呼ぶ風として漁師達が「春一番」と名づけて呼んでいました。 春一番は強い日本海低気圧によるもので、その風で木々の芽がほころび始めます。湿気を含み、裏日本ではフェーン現象をともない、 春先の災害のもとになります。桜の咲く前に、春二番が吹き、春三番、時には春四番ぐらいまでもあります。
東風(こち)
春先に東方から吹いてくる風のことをいいます。南からの春風ほどあたたかくありませんが、どこからともなく吹いてくるといった感じの やわらかい風で、春の訪れを思わせますが、雨を伴うことも多いです。「こち」とつく言葉は多くあり、 中国・四国地方で雲雀(ひばり)が一日中さえずっているといったのどかな風を「雲雀東風」(ひばりごち)、 瀬戸内海地方で雨をともなう冷たい風のことを「北東風」(きたごち)、その他、鰆東風(さわらごち)、梅東風(うめごち)、桜東風(さくらごち)、 東風時化(こちしけ)などがあります。
ページTOP
暦については神宮館へ
干支・九星・行事・六輝・中段・二十八宿・下段、東京の日の出入・月の出入・満干潮時など詳細に記述されています。 暦の説明、九星別各人の運気の動向や、納音・十干・家相学・姓名学・命名字典なども加わっているボリュームたっぷりの暦です。
株式会社 ヒラヤマ
〒111-0051東京都台東区蔵前2‐7‐6
TEL03‐3851‐9086FAX03‐3851‐9087
http://www.hirayama-jp.com
hirayama3@hirayama-jp.com